こんにちは、ジュンです。
2020年12月20日は公認心理師国家試験でした。
私はもともと心理資格には興味がなく、同僚だった臨床心理士の方が国家資格化するということで試験勉強が大変になるという話を聞いていた程度でした。
しかしここ数年、私自身の心の状況を知りたい、対人関係において心理学を勉強したいという気持ちが高まり受験について意識するようになりました。
試験を終えて、今の心境やこれまでの過程についての感想を残してみたいと思います。
心理学に興味を持ったきっかけ
私が心理学に興味を持ったきっかけは対人関係の悩みからでした。
うまくいかない人間関係、相手の状況をどうしたら自分自身が理解できるかなど、私自身の心、相手の心を少しでも理解したいなと思ったからです。
ややこしいですね!
簡単に言うと恋愛がうまくいかないことが続いたからです!笑
でも対人関係に限らず、人ってたくさんのことを我慢していると思うんですよね。
「こうなりたい」と思っていても、「いや、無理だから」とか「世間ではこう言われているから」とかって、無意識に自分自身に制限を掛けていることって、みなさんにもあるんじゃないでしょうか。
自分の心が何を感じて何を求めているか
制限をたくさんかけることによって、自分が自分の心に鈍感になっているんですよ。
そういう制限を取り払い、私が望むことを私自身が理解したいと思ったんです。
それは仕事で患者さんと関わる中でも強く感じていました。
「家族に迷惑をかけたくない」と言って、自分の気持ちを表に出さない患者さんがたくさんいるんです。
実現可能かどうかではなく、自分自身の希望すら言葉にできないってつらくないですか?
私はつらいなぁと思ったんです。
自分が持つ希望について話し合うことすらできずに諦める
そんなことが当たり前の世界って何なんだろうって。
自分の感じている気持ちや価値観を自由に表に出せる世界。
そしてそれを受け入れられる世界。
そんな世界を当たり前にしたいなって。
それが心理学を学んでみたいなと思ったきっかけでした。
心理の国家資格ができたことでの挑戦
これまで心理に関する資格は民間資格しかありませんでした。
それも多種多様で、どれが信用できる資格なのかさえもわかりづらい。
私は職業柄、臨床心理士さんはご存じだったので、もしカウンセリングなど心理に関する相談をするなら臨床心理士さんにお願いしようと思っていました。
でも自分がその資格を取得することは、再度進学しなければならないし難しいしと、とても現実的ではありませんでした。
そんなとき2018年に心理資格の国家資格誕生しました。
それが公認心理師です。
5年間は移行措置として現任者も受験資格が得られるということを聞いたんです。
私にも挑戦できるかも!
ちょっといろいろ調べてみよう!
とりあえず、現任者が受験資格を得るまでに必要なことを調べ、準備を整えるかどうかしばらく悩みました。
詳しくは日本心理研修センターのホームページをご覧ください。
実際に受験するかどうかはもう少し考えるとして、とりあえず受験資格に必要な現任者講習会を受けることにしました。
そこから受験に向けての準備が本格的に始まったわけです。
受験勉強はほぼせず無謀な挑戦をした私
公認心理師を目指す方のTwitterを見ていると、模擬試験を受けたり試験のための講座を受講したりなど、結構頑張られていた方が多いことに試験直前になって知りました。
え?
みんなこんなに勉強しているの??
当たり前ですよね…笑
私がおかしいんです。
たぶんどうしてもこの資格が必要というわけではないとか、ちょっと興味があるから調べてみた程度な私なので、必要最小限の情報しか持ってなかったんです。
やったことと言えば、河合塾から出されている赤本と言われる過去問を繰り返し解いたこと。
そこからわからないことを調べる程度でした。
試験の数日前に赤本を書かれた宮川先生のYouTubeがあることを知り、これもたった2日程度しか観れず。
本当に真剣に試験に臨もうとしている方に失礼ではないかというほど勉強ができずに試験当日になってしまいました。
今年の状況で試験を受けるかどうかの悩み
今年の受験日は本来なら6月でした。
ただこの社会的状況下で試験が延期となり、受験日もいつ発表されるのかわからなくなりました。
そんな中で試験勉強をしなければならなかった、今年の受験生はみなさん本当に不安だったと思うし、モチベーションの維持も大変だったと思います。
私はといえば、まったく気にも留めずただ毎日を淡々と過ごす日々。
試験も延期になっちゃっていつになるのかわからないし、勉強する集中力もないし…。
という感じで試験勉強はどこえやらとなってしまいました。
7月になって試験日程が発表されてから、やっと赤本を手に取るというなんともやる気のなさ。
それでも過去問を2回はやったかな。
それだけでも「よくやった!!!」と自分を褒めたいくらい気持ちがもちませんでした。
そして試験日が迫ってくると、毎日のように試験日の変更がないかどうかをホームページで確認しつつ
本当に試験受けていいんだろうか…。
来年にした方がいいのかな…。
という不安な気持ちが湧いて出てくる。
実際に今年の受験を諦め来年挑戦することを決めた人もチラホラ出始め、私はどうしたらいいんだろうと前日まで悩んでました。
でもですね
来年にしたらもう勉強しないだろうなぁ。
というね、怠け者の自覚があったので今年頑張ることにしたんです。
試験を終えての感想
試験問題を見ての率直な感想は
あれ?過去問の雰囲気と違うよね?
あれ?なんか傾向ガラリと変えてきたの?
ということでした。
まぁ、試験勉強を真面目にしていなかった私なのでどんな問題が出ても同じ感想だったかもしれません。
とにかく見たことのない言葉、何を問われているのかわからない質問だらけで、異空間に飛ばされたようでした。
心理学に関する基礎知識がたくさん求められていたと思うと、試験勉強としては過去問だけをやればいいということではないんだなと思いました。
さらには身体症状も含めた医学系の問題も多かったかなと。
私は看護師なので、それに助けられた感じがありました。
そんなこんなで、とりあえずマークシートは全部埋めるという目標だけは達成したかったので、テキトーに私なりに深く考えてマークし続け、全部埋めることができました。
午前2時間、午後2時間の計4時間ですが、普段ここまで集中することもないので、かなりの疲労感。
帰りの電車では爆睡して乗り過ごしてしまうところでした。
帰宅後から翌日は解答速報を出してくださっているサイトが3つありまして自己採点。
一応、ボーダーラインとされている点数をわずかに上回る結果となりました。
合否結果は2021年2月なので不安な気持ちを持ちつつ日常生活に戻ります。
これからの試験勉強の参考にと思われた方には何の役にも立たない記事となり申し訳ありません。
心理学の奥深さを痛感した試験となりました。
がんばった私、サイコー!!!
↑誰も褒めてくれないから…泣